Javaに興味があるけれど、どこから始めればいいかわからない…そんなあなたに向けて、Javaの基礎から応用までの学び方を徹底解説します!
この記事では、「Javaとは何か」という基本から、Javaで実現できるアプリ開発の具体例や学習ステップまでをわかりやすく紹介します。
この記事を読んで、Javaを使ってこんなことができるんだ!と感じ、Java学習の第一歩にしてもらえたら嬉しいです♪
Javaの基本
Javaは1995年に登場したプログラミング言語です。オラクル(Oracle)によって開発・運営され、銀行システムや大規模な業務システム、スマートフォンアプリ(Android)など、さまざまな場面で使われています。
Javaの特徴
- オブジェクト指向
Javaは「オブジェクト指向」という仕組みを持っており、部品を整理して再利用しやすくしたり、大きなプログラムも管理しやすくしています。 - マルチプラットフォーム対応
「Write Once, Run Anywhere(WORA)」というモットーのもと、Javaは「一度プログラムを作れば、どんなパソコンやスマホでも動かせる」のが特徴です。WindowsやMac、Linux、Androidなど、さまざまな環境で同じプログラムが動くため、広く利用されています。 - 豊富で強力なライブラリ
Javaにはデータベースの接続やネットワーク通信、ファイルの読み書きといった機能がすでに用意されています。これらを「ライブラリ」と呼びます。たとえば、電子レンジの「温めボタン」が最初からついているように、必要な機能を簡単に使える仕組みが整っているんです。
学習を通じて得られるスキル
1. 型安全でミスを防げるプログラミングができるようになる
Javaでは、変数やデータの種類(型)をしっかりと指定します。これにより、プログラムのエラーを未然に防ぎやすくなり、初心者でも安全にコーディングできます。
2. オブジェクト指向プログラミングが身につく
オブジェクト指向の考え方を学ぶと、他のプログラミング言語でも応用が利きます。例えば、PythonやJavaScriptといった人気のある言語でも同じような考え方で開発が可能です。Javaを通じて、再利用性や保守性に優れたプログラムの組み方が身につきます。。
3. デバッグ(エラー修正)やエラー処理がうまくなる
Javaでは、エラーが起きた際にエラーの原因を表示してくれるため、エラーを解決する力も自然とついてきます。たとえば、プログラムがうまく動かないときのエラーメッセージを読み取り、原因を特定するスキルが身につくので、実際の開発でも役立ちます。
4. 効率の良いコードを書く力が身につく
Javaには、標準ライブラリや「デザインパターン」と呼ばれる効率的なコードの書き方のルールが多く用意されています。これらを活用することで、シンプルで効率的なプログラムを組み立てることができ、後から他の人が読みやすいコードを作ることが可能になります。
5. 他の言語や技術にも応用できる
Javaで学んだデータベースやネットワークの操作方法、例外処理(エラー対策)などは、他の言語でも役立つスキルです。Javaを学ぶことで、他の言語の学習もスムーズに進められるようになります。
Javaが活躍する開発分野
Javaを使うことで、さまざまな種類のアプリケーションを作成できます。Webサイトやスマホアプリ、大規模な業務システムまで、Javaがどのように活用されているかを具体的に見ていきましょう!
Webアプリケーション開発
Javaはサーバーサイドでの処理が得意で、会員情報管理やデータベースの操作、データ送受信などを効率よく行えます。
特にServletやSpringフレームワークを使うことで、堅牢で複雑なWebシステムを簡単に構築できます。また、マルチプラットフォーム対応でどのOSでも同じように動作するため、企業システムや大規模なWebサービスに最適です。
銀行のオンラインバンキングシステムやEコマースサイト(オンラインショップ)、会社の業務システムとしてのポータルサイトなどがJavaで開発されています。特に企業の内部システムやWebポータルは、セキュリティや安定性が重視されるため、Javaが多く使われます。
Androidアプリ開発
JavaはAndroidの公式言語の一つであり、Androidアプリの開発に適しています。
最近はKotlinが主流ですが、Javaで書かれたコードは多くの既存アプリに使われており、今でもメンテナンスやアップデートに利用されています。また、Android Studioという公式ツールを用いてJavaで簡単にアプリを構築できます。
銀行アプリやショッピングアプリ、地図アプリなど、さまざまなAndroidアプリがJavaで作られています。また、ガラケー時代のiモード用アプリもJavaで開発発されており、モバイルアプリケーションの黎明期からJavaが使われてきました。
エンタープライズアプリケーション
大規模な企業システムや政府機関など、膨大なデータを扱う業務システムの開発において、Javaは非常に信頼されています。Javaの豊富なライブラリや堅牢なセキュリティ機能により、ミッションクリティカルなシステム(重要度が高く、障害が許されないシステム)の構築に最適です。
企業の顧客管理システム(CRM)や在庫管理システム、従業員の勤怠管理システムなど、多くの企業システムにJavaが使われています。また、銀行や医療機関など、データの正確性と安全性が重視されるシステムにも多く採用されています。
デスクトップアプリケーション
Javaはパソコン上で動くデスクトップアプリケーションの開発にも適しており、特に社内ツールや教育向けのソフトウェアの開発で利用されます。
デスクトップアプリのUI(ユーザーインターフェース)を構築するためのSwingやJavaFXといったライブラリが標準で備わっているため、グラフィカルなアプリも作りやすいのが特徴です。
教育用のソフトウェアや簡単なユーティリティツール、データ管理ツールなどがJavaで作られています。企業内で業務効率化のために使用される社内向けアプリケーション(例:タスク管理ツールや報告書作成ツールなど)にもJavaが使用されることがあります。
ゲーム開発
Javaはシンプルな2Dゲームや教育向けの軽量なゲーム開発にも活用されています。
特に、Javaの「マルチプラットフォーム対応」や「マルチスレッド機能」を活かし、さまざまな環境でスムーズに動作するゲームを作ることが可能です。また、Javaは学習コストが比較的低く、プログラミング学習の一環としてゲームを作りやすい言語です。
世界的に有名な「マインクラフト(Minecraft)」のJava版は、Javaで作られたゲームの代表例です。また、教育機関やプログラミング学習で用いられるシンプルな2Dゲームなどの開発にもJavaが使われます。
Java学習のステップ
Javaを学んでWebアプリやAndroidアプリを作成するための学習ロードマップを紹介します。以下のステップを順に進めれば、初心者でも実際のアプリ開発が可能になります!
JavaでWebアプリケーションを作成する
Webアプリを作成したい方は、まず基本的なJavaの知識から始め、データベース操作やサーバーサイドの処理を学びましょう。
- Javaの基礎を身につける
まずはJavaの基本文法やデータ型、クラスやメソッドの使い方を習得しましょう。基礎があれば、Webアプリケーションの土台を理解しやすくなります。 - SQLを身につける
Webアプリではデータベースとの連携が不可欠です。SQLはデータを登録したり、読み出したりするために必要な言語です。SQLの基本操作を学んで、アプリにデータベース機能を追加できるようにしましょう。 - サーブレット & JSPを学ぶ
サーブレットはJavaでサーバーサイドの処理を行う仕組みで、JSP(Java Server Pages)はWebページの作成を簡単にします。これらを学ぶことで、Webサーバーと連携し、動的なWebページを生成するアプリケーションが作成可能です。 - Springフレームワークを学ぶ(オプション)
より高度なWebアプリを作成したい場合、Springを学ぶと便利です。開発効率を高め、セキュリティやデータ管理がしやすくなるため、実務でも多く利用されています。
JavaでAndroid アプリを作る
Androidアプリを作成するには、Javaの基礎に加え、Android専用の知識が必要となります。
- Javaの基礎を身につける
Webアプリ同様、まずはJavaの基本文法を学び、アプリのロジックや動作を理解できるようにしましょう。 - SQLを身につける
アプリ内でデータを保存するためのデータベース操作(例:ユーザーの設定やゲームのスコア管理など)にSQLが役立ちます。基本的なSQLを学んでおくことで、データ管理ができるアプリが作成可能になります。 - Android Studioでの開発方法を学ぶ
Androidアプリの開発にはAndroid Studioというツールが必要です。このツールでのプロジェクト作成、レイアウトのデザイン、画面間の遷移などを学び、Android向けアプリを作成する準備を整えましょう。 - Android固有の知識を学ぶ(UIとUXの基礎)
Androidアプリでは、画面のデザインやユーザーの操作体験が重要です。ボタンやリスト、ダイアログなど、Android特有のUI(ユーザーインターフェース)要素を扱うスキルを身につけましょう。
身につけるべきそれぞれの基礎を学ぶ方法
Javaを学ぶ
Javaは汎用的でオブジェクト指向のプログラミング言語です。
多くのシステムやアプリケーションの開発に使用され、WebアプリやAndroidアプリ、企業向けの業務システムなど、幅広い分野で活躍しています。特に「一度書けばどこでも動く」というマルチプラットフォーム対応が特徴です。
おすすめの学び方
初めにJavaの基本文法や構文を理解するために、書籍やオンラインの入門コースで基礎を習得しましょう。次に、実際に簡単なアプリケーションを作りながら、クラスやメソッド、オブジェクト指向の考え方を体得していくのが効果的です。
Javaはプログラミングの基本がしっかり学べる言語です。まずは焦らず基礎を固めましょう♪
おすすめ教材
「スッキリわかるJava入門」やProgate、Udemyなどの入門コース
プログラミング未経験者や初心者向けに、Javaの基礎からオブジェクト指向までをわかりやすく解説した書籍です。
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さらにスキルアップとして『スッキリわかるJava実践』を紹介しています。
業務でJavaを扱う方は必見の書籍です!
Javaの高度な技術や実際の開発現場で役立つ知識が詰まっている書籍です。
より業務よりの内容を押さえた内容となっており、スキルアップを図ることができます。
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SQLを学ぶ
SQL(Structured Query Language)は、データベースを操作するための言語です。
データの追加、検索、更新、削除を効率的に行うことができ、特にWebアプリや業務システムでは、データベースと連携するためにSQLの知識が必須です。
おすすめの学び方
まず、SQLの基本文法や基本的なクエリの書き方を学び、データの取得やフィルタリング、並べ替えなどの基礎操作を理解しましょう。その後、実際にデータベースを使って演習しながら、複雑なクエリ(結合やサブクエリ)も学ぶと応用が効きます。
SQLは練習するほど上達するので、実際に手を動かしてクエリを作成しながら学びましょう!
おすすめ教材
「スッキリわかるSQL入門」や、SQLBoltなどの無料オンライン演習サイト
初心者に優しい丁寧な解説と、豊富な練習問題があり着実に身につけることができる書籍です♪
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サーブレット&JSPを学ぶ
サーブレットとJSP(Java Server Pages)は、JavaでWebアプリケーションを作成するためのサーバーサイド技術です。
サーブレットはクライアントからのリクエストを受け取り、サーバー上で処理を行う部分を担当し、JSPはHTMLページと組み合わせてWebページの内容を動的に生成するために使用されます。この2つを組み合わせることで、データの動的表示やフォーム処理などのWeb機能を簡単に構築できます。
おすすめの学び方
まずはサーブレットの基本構造とライフサイクル(初期化・リクエスト処理・終了)を学び、続いてJSPを使ってWebページに動的な内容を表示する方法を学びます。さらに、サーブレットとJSPの連携を学ぶと、リクエストを処理してその結果をWebページに反映するフローが理解できるようになります。
おすすめ教材
「スッキリわかるサーブレット&JSP」やWebアプリケーション開発に特化したUdemyコース
Webアプリケーションを作成するための知識とJavaで実現する方法についてわかりやすく解説されている書籍です。初心者にもわかりやすくまとめられています♪
Androidアプリを学ぶ
AndroidはGoogleが提供するスマートフォン向けのOSで、Javaは公式の開発言語の一つとして採用されています。
Androidアプリはスマホでの使い勝手を考慮した機能やUIを持ち、Javaで開発することで手軽にAndroid用のアプリを作成できます。
おすすめの学び方
Android Studioのインストールや基本的な使い方から始めましょう。次に、レイアウトの設計、ボタンやテキストの配置、画面遷移の作成など、Android特有のUI設計を学びます。実際に小規模なアプリを作りながら、Androidのアプリ開発に必要な知識を身につけると効果的です。
おすすめ教材
「Androidアプリ開発の教科書」
Javaが身についている前提の書籍です。
Android StudioのインストールからAndroidのアプリ開発に必要な知識全般を身につけることができます。
まとめ
今回は、Javaを学ぶ上での「Javaとは何か」、そして「Javaでできること」について紹介しました!
この記事を通じて、「こんなことができるのか」「これを作ってみたいな」と思っていただけたら幸いです。
本ブログでは、Androidアプリ開発をはじめ、JavaやWebアプリ、サーバーサイド開発などさまざまな解説を行っています。開発スキルを伸ばすきっかけになると嬉しいです♪